カジーの胡桃沢精一最高経営責任者は「家事支援で価格破壊を起こしたい」と強調する【拡大】
1000億円市場といわれる日本の家事代行サービス市場だが、一方で料金が高い、使い勝手が悪いといった問題を指摘する声も聞く。インターネットベンチャーのカジーは、家事の依頼者と、それをこなすスタッフの希望者をウェブ上で仲介する社名と同名のサービスを昨年6月から展開。胡桃沢精一最高経営責任者(CEO)は「業界に価格破壊を起こし、誰もが気軽に利用できる環境を築きたい」と意欲をみせる。
--カジーの利用方法は
「依頼者は、無料の会員登録を行った後、サイト上で希望する家事の内容などに関する簡単な設問に答えていく。するとプログラムがそれらを時間に換算し、料金を弾き出す。さらにクレジットカード情報を入力すると、当社が条件に合ったスタッフを推薦する仕組みだ」
--スタッフは誰でもなれるのか
「希望者には当社に来てもらい面談のほか、実際に家事をしてもらってから採用している。家事が終わると依頼者から5段階で評価されるので、二重のふるいにかけていることになる」
--売りは
「2日前でも予約できる使い勝手の良さと料金の安さが売りだ。カジーは1時間2190円(税抜き)から利用できる。既存の家事代行サービスが1時間4000~5000円、場合によっては6000円するのに比べて、かなり安い」