外食などのサービス業に特化した教育機関「グローイング・アカデミー」を運営するホスピタリティ&グローイング・ジャパン(東京都新宿区)は、定額制の動画配信サービス「グローイング・チャンネル」を4月下旬に始めた。
同サービスは、グローイング・アカデミーで教えている100以上の講座から毎月複数をピックアップ。パソコンを使い、インターネット経由で視聴する仕組みだ。
サービス業の現場経験者らが講師となり、接客の基本やマナー、指導者育成法まで、実践的な知識やノウハウを伝授する。グローイング・アカデミーのない地方でも手軽に利用できるため、利用企業は社員やアルバイトを受講のために派遣する必要がないほか、交通費の負担が省ける。
1社当たりの月額利用料(税別)は3万円で、10回まで再生可能。そのほか、初期登録費用として1社当たり5万円が必要となる。
飲食や小売りの現場では、人手不足への対応が経営の重要な課題となっている。
同社では、グローイング・チャンネルの利用により、サービスレベルだけでなく、人材の定着率向上も見込めるとしている。