福岡市と九州大が「下水汚泥から水素」実証実験 豊富な“資源”を自動車燃料に (1/4ページ)

2015.8.24 06:22

下水汚泥から作った水素の供給ステーション=福岡市中央区の中部水処理センター(同市提供)

下水汚泥から作った水素の供給ステーション=福岡市中央区の中部水処理センター(同市提供)【拡大】

  • 下水道のシンポジウムで汚泥活用の可能性を語る田島正喜九州大水素エネルギー国際研究センター客員教授(左端)、津野孝弘福岡市下水道計画課長(中央)=7月30日、東京ビッグサイト

 「究極のエコカー」とされる燃料電池自動車(FCV)をトヨタ自動車が発売するなど、水素エネルギーの普及に向けた動きが加速している。福岡市と九州大は、水素を下水汚泥から精製してFCVに供給するという世界的にも珍しい実証実験に取り組んでいる。

 現在、水素はLNG(液化天然ガス)を改質する製法が一般的だが、処理場に毎日集まる汚泥を原料にできれば、化石燃料に頼らず、輸送に伴う二酸化炭素(CO2)排出も少ない「地産地消型」のエネルギーサイクルが現実味を帯びてくる。映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の公開から30年。同作に登場する「デロリアン」のように廃棄物をクルマの燃料に使う日が近づいてきた。

 既存の処理場活用可能

 博多港に面した工業地帯に建ち、1日約20万立方メートルの汚水を処理する福岡市中部水処理センター(同市中央区)が実証実験の舞台。国土交通省が助成する「水素リーダー都市プロジェクト」として昨年スタートした。約13億円かけて水素製造プラントを建設し、製造した水素を市有のFCVなどに供給する取り組みだ。

残り2400立方メートルを使って水素を製造

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