テンキーとタッチパネルの両方式が使えるスマートフォン「LGワインスマート」を手にする佐々木新一ジュピターテレコム会長(左)と牧俊夫社長=13日、東京・大手町【拡大】
ケーブルテレビ国内最大手のジュピターテレコム(JCOM)は13日、携帯電話事業者の回線を借りて割安な通信サービスを提供するMVNO(仮想移動体通信事業者)事業に参入すると発表した。
KDDI(au)の携帯電話回線を利用する韓国LG電子製スマートフォン「LGワインスマート」とタブレット端末などを29日に発売する。また、NTTドコモの携帯電話回線を利用するSIMカードも提供、市販の端末でも利用できる。
タブレット端末はテレビが視聴できる従来の機種に高速データ通信機能などを付加する。サービス名は「JCOMモバイル」。音声通話と月3ギガバイトまでのデータ通信が利用できるLG製スマホとSIMカードをセットで提供し、月額基本料は2980円(税抜き)。
JCOMが提供する映像配信が視聴できるアプリを内蔵、映画などを視聴時にはデータ通信量がカウントされない仕組み。映画やドラマ、アニメなど3万8000本のコンテンツやスポーツ中継を自由に使用できる。