富士重工業製の無人ヘリコプター(陸上自衛隊のホームページから)【拡大】
富士重工業が、防衛省向けの無人ヘリコプターを物流やインフラ監視、農業用途などで市販を検討していることが19日、分かった。産業界では、ドローン(小型無人機)を活用する動きが相次いでおり、富士重は無人ヘリコプターの市場ニーズを見極めた上で、判断する。
富士重は偵察や災害確認などを目的とした無人ヘリコプターを陸上自衛隊に供給しており、現在、後継機の開発を検討している。後継機は重量100キログラムまで搭載可能で、スピードは時速150キロメートルを視野に入れている。飛行時間は現行機の2倍の6時間を想定している。
ドローンをめぐっては、ビジネスで活用する動きが相次いでいる。米アマゾン・コムがドローンで荷物を配達する計画を進めるほか、ソニーも建物やインフラ施設に傷みがないか点検する事業に参入すると発表した。
富士重はかつて、民間向けに無人ヘリコプターを販売していたが、当時はニーズが少なく、現在は供給を中止している。