【京都発 輝く】マイファーム 耕作放棄地を再生、貸し農園で楽しめる農業提供 (1/4ページ)

2015.12.24 05:00

マイファームの貸し農園で畑の土を耕し、汗を流す契約者の男性(左)=8日、京都市西京区

マイファームの貸し農園で畑の土を耕し、汗を流す契約者の男性(左)=8日、京都市西京区【拡大】

  • 「マイファーマー」(京都店)

 「もともと、土いじりが好きでね。定年後の楽しみですよ」

 京都市西京区の洛西ニュータウン近くにあるマイファーム(同市)の貸し農園「西山農園」。今春から契約会員となった同市右京区の元会社員、古瀬正朋さん(62)はタオルで汗を拭きながら、ホウレンソウなどの野菜作りに没頭していた。

 ◆調理スペースを併設

 この土地はもともと休耕田だった。そこを2010年ごろ、土地所有者の理解を得て、貸し農園へ再生した。価格は1区画(14平方メートル)で月額5250円。全32区画中、30区画が契約済みで週末を中心に家族連れでにぎわう。

 こうした同社の貸し農園は関西をはじめ、首都圏、名古屋圏の3大都市圏を軸に約120カ所あり、現在も「月2、3カ所のペースで増え続けている」(岩本伊代・農園事業部長)。契約会員数は約1500人。同社の貸し農園では農具類や井戸などが備え付けられ、手ぶらで気軽に農業を楽しめるのが特徴だ。

 食の安心・安全を確保するため、無農薬の有機栽培にこだわるが、これは農業の素人には難しい。ここで助けとなるのが、農園ごとにいるアドバイザーの存在だ。西山農園担当の中村純子さんは「虫よけや土壌管理などの相談が多い」と話し、農園契約者が困れば、アドバイザーが作業を助ける仕組みをとる。

 各地の農園では、調理スペースを併設するところもあり、その場で取れた野菜類をその場で調理できる。バーベキューなどのレジャー感覚で気軽に農業を楽しめる空間を提供している。男女の出会いの場として婚活イベントを開催することもある。

 「農作物を自分でつくり、自分で食べるという『自産自消』という農業のプロセスを気軽に楽しんでほしい」。創業者の西辻一真社長(33)が掲げる同社の経営理念だ。幼い頃から地元・福井県で体験した家庭菜園の楽しさを多くの人たちに味わってほしいとの思いからだ。

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