VAIO大田社長、18年までに「PC事業の海外比率を国内と同等に」 (1/3ページ)

2016.1.8 06:24

【2016 成長への展望】VAIO社長・大田義実さん(63)

 --パソコン市場が世界的に縮小している

 「当社はヘビーユーザーのビジネスマン向けの高品質、高機能製品に特化しており、量を追求していない。2015年12月には、インターネットへの常時接続が可能なSIMフリーLTE(高速データ通信サービス)を搭載したモバイルノートパソコン『S11』を発売した。キーボードを打つ音も静かで、フルハイビジョンの液晶画面も搭載し、頑丈にできている」

 --スマートフォン普及の影響は

 「メール送信などはスマホでもできるが、パソコンは、出張やプレゼンテーションの頻度が多いビジネスマンには欠かせない。当社は絵や設計図の作成などに便利な製品『Zキャンバス』も販売しており、クリエーターなどの顧客に好評を博している。まだまだ機能を進化できる余地はある」

 --東芝、富士通との事業統合は実現するか

 「ソニーから離れて1年半がたち、自立していく段階にある。パソコンと新規事業の両方に取り組む方向性は変わらない。一般的に考えれば、統合は部品の仕入れ価格を安くできるなどのメリットはある。具体的に統合の話が来てメリットがあれば検討したい」

「18年に新規事業の売上総利益をパソコンと同等にするのが目標」

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