日本郵政グループのゆうちょ銀行は25日、4月1日付で日本郵政社長に就任する長門正貢社長(67)の後任に東日本大震災事業者再生支援機構の池田憲人社長(68)を迎える人事を発表した。池田氏は横浜銀行出身で経営破綻した足利銀行の再建に尽力、再上場にこぎ着けた。
日本郵政は入院が長期化している西室泰三社長(80)が3月31日に退任し、後任に長門氏の就任が決まっている。ゆうちょ銀は地域金融機関との連携強化が喫緊の課題で、金融業界に広い人脈を持つ池田氏が適任と判断した。
池田憲人(いけだ・のりと) 東北大法卒、昭和45年横浜銀行入行、平成13年最高財務責任者などを経て15年足利銀行頭取、24年から現職(3月31日退任予定)。神奈川県出身。