東京ガスがエネ一括供給 パナなど、綱島スマートタウンの詳細公表

2016.3.29 06:22

「Tsunashimaサスティナブル・スマートタウン」の全景イメージ図

「Tsunashimaサスティナブル・スマートタウン」の全景イメージ図【拡大】

 パナソニック、野村不動産などは28日、横浜市港北区の綱島地区で開発を予定している「Tsunashimaサスティナブル・スマートタウン」の詳細を発表した。マンションやショッピングセンター、企業の研究拠点などの施設に対して、東京ガスがエネルギーを一括で供給。施設間で互いに融通し合うなどして効率的に使い、二酸化炭素(CO2)の排出量削減にもつなげるという。

 2018年オープンをめどにした計画は昨年3月に発表済み。この日は、施設内にエネルギーセンターを設置し、東京ガスがコージェネレーションシステムを導入することや、JXエネルギーが水素活用拠点をつくることなどを公表した。京都議定書発効直後の05年度比でCO2排出量を40%削減する目標を掲げた。

 “街”をつくるための約3万7900平方メートルの敷地は、旧松下通信工業(現パナソニック)が工場を建設し、通信・無線機器などを製造していたが11年に閉鎖した。パナソニックの津賀一宏社長は28日の会見で、「かつて工場として産業発展に貢献した土地を活用し、まちづくりで新たな貢献を果たしたい」と強調。同社にとって、14年に開設した神奈川県藤沢市に続くスマートタウンとなる。野村不動産や東京ガス、技術開発拠点をつくる米アップルなどと設立した協議会が開発を進める。

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