“中国で認知度ゼロ”だったドンキの悔しさ なぜ訪日客が飛躍的に増えたのか? (1/7ページ)

2016.6.5 17:07

 中国人旅行客のうち訪日はわずか2%

 訪日外国人旅行客、いわゆるインバウンドの勢いが急加速している。2015年の訪日客数は過去最高だった14年の1341万人の約1.5倍、2000万人到達が視野に入った。旅行消費額も14年の年間2兆円強が、15年は3兆円を超える見通しだ。

 「今後も20年の東京オリンピックに向け、訪日客は増え続けます」

 インバウンド専門の研修、コンサルティングを手がける「やまとごころ」の村山慶輔社長はそう予測する。

 「一番多いのは中国人旅行客です。中国全体の海外旅行者は昨年は約1億1000万人ですが、日本にはそのうちのわずか2%しか来ていません。中国人旅行客もまだまだ獲得できます」

 今後は「団体客から個人客化への流れ」も本格化するという。外国人旅行者が増えたとはいえ、昨年は世界22位、アジア7位だ。政府の掲げる目標「2020年までに3000万人」に向け、どう対応するか。ここに紹介する「ドン・キホーテ」は「弱み」を「強み」に変え、インバウンド界の「勝ち組」となった。その成功の秘訣を探る。

「キックバックの原資などない。ビジネスモデルが違うのです」

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