東武鉄道が栃木県の鬼怒川線で来年夏から運行予定の蒸気機関車(SL)がJR北海道から貸与され、19日、埼玉県久喜市の南栗橋車両管区に到着した。検査施設で整備し、運行開始を目指す。
東武によると、機関車はC11形207号機。12日にJR北海道苗穂工場(札幌市)を出発し、海路で15日に茨城県の大洗港に輸送された。客車は今後、JR四国から譲り受ける。
東武がSLを運行するのは1966年以来。下今市-鬼怒川温泉間(12・4キロ)を片道約35分で走らせ、土日を中心に年間最大140日程度(1日3往復)の稼働を予定している。