日の丸油田、イランで雪辱戦 中東最大級「アザデガン」など開発で5社本格交渉

2017.1.5 06:06

掘削作業が進むイラン南西部のアザデガン油田=2010年9月(シャナ通信提供・共同)
掘削作業が進むイラン南西部のアザデガン油田=2010年9月(シャナ通信提供・共同)【拡大】

 国際石油開発帝石(INPEX)など日本企業5社が、イラン南西部の大規模油田「アザデガン油田」などの開発を目指しイラン国営石油(NIOC)と本格交渉に入ることが4日、分かった。INPEXは米国の制裁強化でアザデガン油田から撤退に追い込まれた経緯があり再参入への期待が強い。

 NIOCは、イラン国内の油ガス田開発事業への入札参加資格を認める29社のリストを年明けに示した。日本勢はINPEXのほか、石油資源開発(JAPEX)、三菱商事、伊藤忠商事、三井物産が入った。

 INPEX関係者は、既にアザデガン油田などの現地調査を進めていることを認め、「情報収集をしている段階だ。入札に参加するかを含めて検討している」と説明した。海外勢では、フランスのトタルや英オランダのロイヤル・ダッチ・シェルといった資源メジャー、ロシア政府系天然ガス企業のガスプロムなどが資格を得た。

 中東最大級とされるアザデガン油田の推定埋蔵量は約260億バレルに上る。欧米による対イラン制裁の解除を踏まえ、今春にも参入企業の国際競争入札が行われ、夏ごろには結果が出るとみられている。

日の丸油田 権益争いメジャーと激突

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