ローソンは1日、中堅コンビニ「セーブオン」(前橋市)が展開する栃木、群馬、埼玉、千葉、新潟、長野6県の503店舗を、平成30年末までにローソンの店舗に転換すると発表した。セーブオンは長野を除く5県で引き続き運営を担うが、コンビニ大手のブランド力と商品力を借りて収益の拡大を目指す。
コンビニ業界はセブン-イレブン・ジャパンとファミリーマート、ローソンの3強が店舗数で全体の9割超を占める。セーブオンの看板掛け替えで寡占化が一段と進むことになる。
ローソンは、24年に富山県のセーブオン9店舗を譲り受けたのを皮切りに、これまで各地のセーブオン計約80店舗をローソンに転換してきた。セーブオンは収益面での効果が見込めると判断し、残るほぼ全店の衣替えに踏みきる。