三菱重工の横浜ビル売却、特別利益500億円 大型客船事業で損失

 三菱重工業は30日、横浜市西区のみなとみらい地区に保有する「三菱重工横浜ビル」の土地と建物を、不動産業のヒューリックなど2社に761億円で売却したと発表した。財務体質強化の一環。売却益約500億円を、2017年3月期連結決算の特別利益として計上する。

 ビルは30日に譲渡契約を結び、引き渡した。大型客船事業などの損失で財務基盤が弱まる恐れがあったため、特別利益を確保した。17年3月期の業績予想には既に織り込んでおり、連結最終利益を1000億円とする見積もりは変更しない。横浜ビルには、火力発電事業を手掛ける三菱日立パワーシステムズなどのグループ企業が入っている。売却後は賃借で入居を続ける。