「装道礼法きもの学院」運営会社が破綻 負債11億円 民事再生法の適用申請 

 東京商工リサーチは17日、着物学校「装道礼法きもの学院」の運営を手掛ける「装いの道」(本社・東京)が14日付で東京地裁へ民事再生法の適用を申請したことを明らかにした。負債総額は約11億円。

 同社は1964年に設立。装道礼法きもの学院の東京本校や名古屋校、大阪校などに加え、認可教室を全国各地に展開するほか、関連図書の出版や和装肌着などの製造・販売を行っていた。

 東京商工リサーチによると、ピークとなる94年4月期には売上高約66億5000万円をあげた。しかし、長引く消費の低迷や呉服需要減退などで、2016年12月期(決算期変更)の売上高は約19億5000万円に減少。その後、不採算商品の見直しなどを行い業績回復に向け経費削減などに取り組んだものの、売上減少に歯止めが掛からなかったとしている。