SBIホールディングス(HD)と慶応義塾大学SFC研究所(神奈川県藤沢市)のヘルスサイエンス・ラボは「慶応SBI ALA研究室」を設立、アミノ酸を用いた老化による病気の症状改善に関する共同研究を開始した。
研究対象となるアミノ酸は、「5-アミノレブリン酸(ALA)」と呼ばれ、細胞内のミトコンドリアで作られる。ヒトのエネルギー源となる物質だが、加齢により、体内での生産量が減少することが知られている。
SBIHDは、ALAが医薬品や健康食品、化粧品などの分野で応用できると判断し、子会社のSBIファーマ(東京都港区)を通じて、ALAを使った医薬品などの研究開発を進めてきた。
共同研究には、慶大大学院政策・メディア研究科の渡辺光博教授、SBIファーマからは田中徹副社長、石塚昌宏常務が参加する。
ヘルスサイエンス・ラボは、慶大SFC研究所が設けた、先端的研究ミッションを持つ組織横断的な研究グループ「ラボラトリ(ラボ)」の一つ。産学連携による先端的研究を進める。