シャープは9日、北米での液晶テレビ販売を巡り5年間の商標使用許可を与えた中国の電機大手、海信集団(ハイセンス)に対し、低品質の製品を販売して評判をおとしめたなどとして商標の使用差し止めと少なくとも1億ドル(約110億円)の損害賠償を求める訴訟を米カリフォルニア州の裁判所に起こした。
シャープ側の訴えによると、海信は契約に反して品質と値段を下げた製品をシャープブランドで販売するなどした、という。
シャープは2017年4月に手紙で契約打ち切りを通告したが、海信はその後もシャープ名で販売を続けているとしている。(共同)