「再生可能エネルギー世界展示会」開幕 世界最高の高効率太陽電池

高効率太陽電池を出展したNEDOのブース=横浜市西区
高効率太陽電池を出展したNEDOのブース=横浜市西区【拡大】

 風力や地熱など再生可能エネルギーに関する先端技術を紹介する「第12回再生可能エネルギー世界展示会」が5日、横浜市のパシフィコ横浜で始まった。同時開催の太陽光発電に関する「PVJapan2017」と合わせて196企業・団体が出展し、7日までの会期中に3万人の来場を見込む。入場は無料。

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は開発中の高効率太陽電池を出展した。従来の一般的な太陽電池の変換効率が20%前後であるのに対して、世界最高となる31.17%を達成。太陽光発電グループの長谷川真美主任は「将来は自動車の屋根に搭載する」と実用化を目指す。

 イタリアのバイオマス発電機メーカーRMインピアンティの国内代理店リライトは、木質バイオマス発電装置をアピール。日本に輸入されるバイオマス発電機は北欧製が多く、湿度の高い日本には適さないという。

 リライトの白木啓一専務は「イタリア製は湿気が多くても安定的に稼働する。企業や自治体向けに普及させたい」と話した。