
木質バイオマス熱電併給システムの販売で提携したフォレストエナジーの沼真吾社長(左)とシンクラフトのマルセル・フーバーCEO【拡大】
木質バイオマス発電所の開発、運営を手がけるフォレストエナジー(東京都墨田区)はこのほど、オーストリアのエンジニアリング会社、シンクラフトエンジニアリングと提携した。今後、日本での木質バイオマス熱電併給システムの販売や導入促進に共同で取り組む。
シンクラフトの木質バイオマス熱電併給システムは、「浮遊固定層ガス化炉」と呼ばれ、木からクリーンなガスを生成して電気と熱エネルギーを効率的に生産することができる。発電出力400キロワットの小型に位置づけられるシステムながら、約30%の発電効率を発揮する。小型のシステムは導入しやすさから自治体や林業関係者などの関心も高く、積極的に売り込んでいく。