WD、経営主導権より実利優先 東芝が“兵糧攻め”、譲歩引き出す駆け引き (1/2ページ)

四日市工場での半導体メモリーの分配
四日市工場での半導体メモリーの分配【拡大】

 米ウエスタン・デジタル(WD)は東芝の半導体子会社「東芝メモリ」の買収をめぐり、経営への関与を薄める譲歩案を示す一方、見返りに東芝との三重県四日市のフラッシュメモリー工場での協業を有利な形に見直すよう求めている。半導体メモリー市場が世界的に活況を呈す中、当面は経営の主導権争いより、最先端メモリーの開発・生産拠点で存在感を高める実利を優先する格好だ。

 WDが歩み寄ったきっかけは、東芝が四日市工場で建設中の新製造棟について、単独での投資を決めたことだ。

 東芝とWD傘下の米サンディスクはこれまで工場で共同で設備投資を行い、設備の投資割合に応じて製品を分け合う契約を結んでいた。だが、共同投資ができなければ、WDは好況期にここで生産される最先端のメモリーを売れなくなり、死活問題になる。

 東芝には係争中のWDを兵糧攻めにして、譲歩を引き出す狙いがあった。6日の取締役会であえて、岩手県北上市にメモリーの新工場を建設する計画を決定し、サンディスクの参加協議をちらつかせたのも、WDに揺さぶりをかける駆け引きとみられる。

 ただ、WDもただでは譲らない。東芝に示した新たな提案では、新製造棟で従来の共同投資の枠組みを維持するだけでなく、既存の製造棟で生産されるメモリーのWDへの配分量引き上げなども求めた。製造棟によっては投資割合が東芝約6割、サンディスク約4割の比率もあるため、等分にして不足するメモリーの供給を増やしたい考えだ。

東芝との間にはまだ溝

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