GU、横浜にデジタル駆使の大型店 電子カート端末に商品情報

「ジーユー」のタブレット端末付きの電子カートを紹介する店員=14日、横浜市都筑区
「ジーユー」のタブレット端末付きの電子カートを紹介する店員=14日、横浜市都筑区【拡大】

 ファーストリテイリングの低価格ブランド「ジーユー」は14日、タブレット端末付きの電子カートなどデジタル技術を駆使した横浜市都筑区の大型店を報道陣向けに公開した。商品や着こなしを来店客に紹介しやすくする。食品スーパーなども同様の試みを進めており、店舗内で消費者の購買意欲を高める工夫を競っている。

 カートの端末に商品のICタグをかざすと、商品情報や購入者の評価などが画面で見られる。大きさや色違いの在庫も確認できる。鏡のように写す表示装置「オシャレナビ・ミラー」もあり、タグをかざすとさまざまな情報が得られる。開店は15日の予定だ。

 記者会見した柚木治社長は「デジタルとリアルを融合する」と話した。

 こうした動きは他の小売りでも広がる。三井物産傘下のマーケティング・グラビティ(東京)は、タブレット付きカートを用いたサービス「ショピモ」を開発した。コープこうべ(神戸市)は2店舗で先行導入した。

 個人の会員カードをカートに読み込ませ店内を回ると、商品棚に設置された発信機からポイントが多く付与される商品の情報などが送られる。献立や商品の豆知識などコンテンツも充実させた。

 コープこうべでは、今年3~8月に専用カート経由でポイントを配布した商品の売り上げが通常時の約9.2倍となった。マーケティング・グラビティは4年後に1500店での導入を目指す。担当者は「コンテンツ用にゲームを開発するなど店を回る楽しみにつなげたい」と話した。