旭硝子子会社、バイオ医薬品受託拡大 海外拠点に細胞培養槽増設

 旭硝子は25日、バイオ医薬品の開発製造を請け負っている子会社、CMCバイオロジックスのデンマークにある拠点に、動物細胞を使った培養槽と呼ぶ設備を5基増設すると発表した。投資額は数十億円。バイオ医薬品市場が年8%の高成長を続ける中、受託ビジネスの需要も拡大するとみて増設に踏み切る。

 増設する細胞培養槽は「シングルユース」と呼ぶ使い捨て容器を使ったタイプで、1基当たり2000リットルのタンク容量を備え、2018年7~9月期に稼働させる。今回の増設で、デンマークの拠点は2000リットルから1万2000リットルまで幅広い培養規模に対応可能になるほか、米国の2拠点を合わせるとシングルユースだけでタンク容量は4万リットル以上に拡大するという。

 旭硝子は、CMCを今年2月に約600億円で買収した。CMCに加えて、千葉と横浜の自社拠点や昨年8月に買収したドイツのバイオミーバでもバイオ医薬品の開発・製造を受託しており、今後はグローバルで態勢を強化する方針。