神戸製鋼データ改竄、広がる影響 10日打ち上げの「H2A」にもアルミ製品使用 (2/2ページ)

神戸製鋼所のアルミ製品が使われたH2Aロケット36号機。打ち上げは成功し、宇宙航空研究開発機構は10日、「三菱重工業から問題ないと判断したとの報告を受けた」と明らかにした。=10日午前7時1分、鹿児島県の種子島宇宙センター
神戸製鋼所のアルミ製品が使われたH2Aロケット36号機。打ち上げは成功し、宇宙航空研究開発機構は10日、「三菱重工業から問題ないと判断したとの報告を受けた」と明らかにした。=10日午前7時1分、鹿児島県の種子島宇宙センター【拡大】

 一方、経済産業省は同日、防衛産業の関連製品にも使用されていたと明らかにした。神戸製鋼に対し、事実関係の究明や再発防止策を講じるよう指示した。経産省が問い合わせたところ、三菱重工業、川崎重工業、IHI、SUBARUの4社が、防衛部門でデータ改竄のあったアルミ製品の使用を認めた。具体的な使用先の製品名は明らかにされていないが、各社で安全性に問題がないか検証している。原発での使用は確認されなかったという。

【用語解説】神戸製鋼所の事業

 神戸製鋼所は粗鋼生産量が新日鉄住金、JFEスチールに次ぐ国内3位の鉄鋼大手だが、手掛ける事業は幅広い。2017年3月期の連結売上高1兆6958億円のうち、鉄鋼事業が占める割合は約37%。製品のデータ改竄(かいざん)が明らかになったアルミ・銅は約19%で鉄鋼に次ぐ大きな事業。このほか建設機械、溶接、電力などを手掛ける。