「FSC認証」紙製品が森林を守る ビール・飲料の包材に導入拡大 (1/2ページ)

FSC認証マークの付いた「サントリー天然水」の包装段ボール
FSC認証マークの付いた「サントリー天然水」の包装段ボール【拡大】

 ビールや飲料の大手メーカーの間で、国際的な森林管理認証制度である「FSC認証」を取得した紙製品の導入が広がり始めている。製品を包装する紙容器やオフィスで使う事務用紙などの材料に着目し、違法伐採を防ぐなど森林の持続可能性に配慮した形で流通や加工が行われている木材の利用を後押ししていこうという取り組みだ。

 サントリー食品インターナショナルは第1弾として、「サントリー天然水」の包材を、8月上旬製造分からFSC認証を取得した段ボールに切り替えた。同社によると、飲料メーカーとして段ボールの認証を受けたのは国内で初めてという。またサントリービールも、今秋からノンアルコールビール「オールフリー」ブランドでFSC認証の包材を採用し、他製品に順次広げていく。

 FSC認証は世界の環境団体や林業組合、先住民団体などで構成され、ドイツ・ボンに本部を置く「森林管理協議会」が運営する制度。FM(森林管理)認証とCoC(加工・流通)認証の2種類が1993年創設され、日本ではNPO法人の「FSCジャパン」(東京都新宿区)が推進活動を行っている。環境省によると、国内では35カ所、40万ヘクタール以上の森林がFM認証を受けている。