第四、北越が統合延期へ 公取委審査の長期化で

 新潟県を地盤とする県内最大手の地方銀行、第四銀行(新潟市)と2位の北越銀行(長岡市)が、来年4月に予定していた経営統合を延期する方向で最終調整していることが27、分かった。取締役会で決定し、同日午後に発表する。

 両行が統合すれば、新潟県内の貸し出しシェアは5割を超えるため、公正取引委員会の審査が長引いていることが理由。延期期間は半年程度となる見通しだ。

 両行は共同持ち株会社「第四北越フィナンシャルグループ」を新たに設立し、傘下に二つの銀行が入った後、20年春をめどに合併する計画を公表していた。

 同じ県に拠点を置く地銀同士の経営統合を巡っては、長崎県でふくおかフィナンシャルグループと十八銀行が、同様に統合後の高い貸し出しシェアを理由に公取委の審査が通らず、延期となっている。

 公取委は審査の際、同一県内の金融機関の競争環境が保たれるかどうかを重視しているとみられる。今回の公取委の判断は、今後の金融機関の経営判断にも影響を与えそうだ。