三菱UFJ信託 宮崎、鹿児島の支店閉鎖 顧客との取引はネットバンキングや郵送に切り替え

 三菱UFJ信託銀行は12日、宮崎支店(宮崎市)と鹿児島支店(鹿児島市)を3月中に閉鎖し、福岡支店(福岡市)に統合すると発表した。経営合理化の一環で、店舗の配置を見直す。両支店の顧客との取引は、インターネットバンキングや郵送に切り替える。

 宮崎支店は昭和57年、鹿児島支店は50年に旧東洋信託銀行の支店としてそれぞれ開店し、最近は預金の取り扱いが中心だった。両支店の閉鎖に伴い、顧客が定期預金を満期前に解約する場合などは、手数料を減免するといった措置をとる。

 最終営業日は宮崎支店が3月23日、鹿児島支店は3月30日。

 三菱UFJ信託は、低金利の長期化を背景として、収益源を富裕層向けの資産運用など手数料ビジネスに移す戦略を進めている。