新日鉄住金、チタン開発に注力 インフラ長寿命化に期待 大分ドームなどにも採用 (1/4ページ)

2016.7.11 07:05

新日鉄住金が「耐変色チタン」の屋根を納めた大分銀行ドーム=大分市
新日鉄住金が「耐変色チタン」の屋根を納めた大分銀行ドーム=大分市【拡大】

  • 新日鉄住金のチタンは護岸補修工事でも保護カバーに使われている

 ■トータルコストと環境負荷削減

 新日鉄住金が、建物の寿命を延ばしたり、老朽化したインフラの経年劣化を食い止めたりする素材として、チタンの開発に力を入れている。チタンは鉄より軽いのに同等以上の強度があるうえ、腐食しにくい。価格の高さが難点だが、初期費用が高くついても腐食しなければ寿命が延び、トータルコストを抑えられる。結果として環境負荷を減らすことにもつながるため、同社は普及の可能性があると期待している。

 15年経ても古びず

 大分市にある多目的施設「大分銀行ドーム」。2002年のサッカーW杯で九州唯一の会場に使われたが、完成から15年がたった今も、屋根が銀色に輝き、まったく古びた感じはしない。

 同ドームの屋根は、中央に楕円(だえん)形をした可動式の開口部分を備える。可動部分は太陽光を通しやすいガラス繊維の膜、それを取り巻く固定部分はチタンの板を使用している。このチタン製の板が、新日鉄住金の「耐変色チタン」だ。

 変色しにくいこのチタン板を同社が開発したのは01年。最初に採用されたのが同ドームだった。その使用量は面積で3万2000平方メートル、重量で53トンに達する。

チタンは万能の素材というわけではない。短所もある

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。