除染費不正、安藤ハザマ会長ら幹部を任意聴取 東京地検特捜部

詐欺などの疑いで東京地検の家宅捜索を受ける安藤ハザマ本社が入るビル内にある安藤ハザマの看板=6月19日午後、東京都港区(納冨康撮影)
詐欺などの疑いで東京地検の家宅捜索を受ける安藤ハザマ本社が入るビル内にある安藤ハザマの看板=6月19日午後、東京都港区(納冨康撮影)【拡大】

 東京電力福島第1原発事故の除染事業をめぐる除染費不正取得事件で、東京地検特捜部が準大手ゼネコン「安藤ハザマ」の小野俊雄会長ら幹部から任意で事情聴取していたことが6日、関係者への取材で分かった。同社東北支店(当時)の男性社員が下請け会社に作業員の宿泊費の改竄領収書作成を指示していたことが判明しており、特捜部は、組織としての不正の認識などを確認したもようだ。

 同社は平成24~25年、福島県いわき市と田村市が発注した除染事業を受注。男性社員は1次下請け会社に宿泊単価や人数を水増しした領収書を作成させ、両市に提出していた。

 関係者によると、小野会長の聴取は8月21日に行われた。安藤ハザマの調査委員会は「過大請求や不正受給はなかった」とする調査結果を同社に報告している。小野会長は改竄を認める一方、不正はなかったとの趣旨の説明をしたとみられる。

 特捜部は今年6月、詐欺容疑で同社本社や下請け会社などを家宅捜索。男性社員や自治体の担当者から事情を聴き、改竄の経緯など全容解明を進めている。

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