仮想通貨の取引所代表を逮捕 全国初の「リップル」摘発 警視庁が詐欺容疑で

 仮想通貨「リップル」の取引をめぐる詐欺事件で、警視庁サイバー犯罪対策課は18日、顧客から現金をだまし取ったとして、詐欺の疑いで、取引所「リップルトレードジャパン」(RTJ、浜松市)代表、竹中優樹容疑者(31)=京都市山科区勧修寺西金ケ崎=を逮捕した。大筋で容疑を認めているという。リップルの取引所の摘発は全国初となる。

 同課によると、竹中容疑者はRTJ社が実質的に破綻し、返金する能力もないのに、顧客から現金を集めていたとみられ、同様の手口で40人以上から計約1700万円を詐取した疑いがあるとみて調べている。

 仮想通貨リップルの正式名称は「XRP」で、米国のベンチャー企業が発行。グーグルの開発会社への出資や、国内銀行のリップルを利用した国際送金網への参加表明などから注目が高まっている。

 取引所は顧客から現金を受け取り、リップルの取引に必要な「IOU」と呼ばれるインターネット上の債権を発行。顧客はIOUの保有分に応じて、リップルへの交換や、購入したリップルの現金での払い戻しをすることができる。同社は平成27年には、顧客へのリップルの送信を行えず連絡も取れない状態となっていた。