NPO法人「ホース・フレンズ事務局」(大阪府枚方市)の芦内裕実理事長は「馬に乗ると、その視点の高さに感動します。馬の温かさからは心のやすらぎが生まれ、大きな馬と意思を通じ合わせることで自信が回復し、日常のストレスなどを癒やしてくれます」と話す。
同会は特別に調教した馬とのふれあいを通じ、精神的に疲れている人のリフレッシュ、引きこもり、不登校の子供たちの社会復帰を目指す「ホースセラピー」を行ってきた。今春から新たに大阪ユネスコ協会(大阪市中央区)との共同事業を開始するため、現在は枚方市の山田池公園に馬と気軽に触れ合うことができる新たな牧場を整備中だ。
芦内理事長は「馬は人間の気持ちを察する。人間のために役に立ちたいと思う優しい動物です。気がめいったとき、気分転換の方法の一つとして馬と触れ合う機会を持ってみては」とアドバイスしている。