病気の子供にウィッグを 広がる「髪の寄付」、下を向いていた子が笑顔に (1/4ページ)

2014.11.29 17:11

髪を寄付するために訪れた山本文恵さん。2年以上伸ばし続けていたという=大阪府泉南市の美容室「フォルム」

髪を寄付するために訪れた山本文恵さん。2年以上伸ばし続けていたという=大阪府泉南市の美容室「フォルム」【拡大】

  • ジャーダックに寄せられた寄付者からの手紙。自身の闘病体験をつづるなど、さまざまな思いにあふれている=大阪市北区

 長く伸ばした髪を切って寄付し、小児がんの治療などで髪を失った子供たちのウィッグ(かつら)に役立てるボランティアが少しずつ広がっている。髪を失って鏡を見ることができないほど落ち込んでいた子も、オーダーメードのウィッグで前向きになれるという。(加納裕子)

 「役立つなら」

 「しばらく切っていないけど、長さは足りますか」

 大阪府泉南市の美容室「フォルム」で、腰まで伸びた長髪の女性がカットを依頼していた。和歌山市の主婦、山本文恵さん(40)だ。2年以上伸ばした髪を切り、子供の医療用ウィッグにしてもらうのだ。

 新聞記事で髪を寄付できることを知り、「自分の髪が役に立つのなら」と寄付を決めた。同店の美容師、公文(こうぶん)智靖さん(37)は髪の長さを測り「十分ですよ」とほほえんだ。

 フォルムはウィッグを製作、提供するNPO法人「ジャーダック」(大阪市北区)の賛同美容室だ。ウィッグに加工しやすいように客の髪をカットしてジャーダックに送っている。

個人の寄付も含め協力者は約1万3千人

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