なんとなく汚い
ベネッセコーポレーションが平成25年、小学生2472人を対象に実施した調査では、「他人の作ったおにぎりに抵抗があるか」との問いに対し、4・7%が「とてもある」、20・4%が「まあある」と答えた。
4人に1人の小学生が他人の作ったおにぎりに抵抗があるという計算になる。性別や学年別での調査でもこの傾向に大差はなかった。
抵抗がある子供の声としては、「なんとなく汚い感じがする」「他の人が作ったものには、毒が入っていたらどうしようとか考えてしまう」「何が入っているか分からない」「手を洗っていないかもしれない」などが上がっている。
ベネッセでは、「他人の作ったおにぎりに抵抗がある子供の家庭では、衛生管理や添加物に対する意識が高い傾向がある」と分析。「食に関しては個人によってアレルギーや食文化、好き嫌いなどがあり、自分と違った考え方や体質もある。食を通じたコミュニケーションには配慮が必要」と指摘している。