沖縄は今、クルーズ船寄港ラッシュ! 内閣府沖縄総合事務局は、2015年のクルーズ船の県内寄港は昨年の1・5倍、過去最多の247回に達するとの見通しを発表しました。
8月14日に中国から那覇港に寄港した米国のボイジャー・オブ・ザ・シーズは13万8194トンで豪華客船の代名詞、クイーンエリザベス2世(QE2)の約2倍、乗客定員も3286人とアジア最大級。カジノ、プールはもちろん、ロッククライミング用の壁面やアイススケート場、巨大な劇場など圧倒的なスケールを誇ります。誰もがあこがれる「海上の動くエンタメシティ」は今月も3回寄港する予定です。
沖縄人気は、中国に近いことに加え、県をあげて海外で展示会や商談会の誘致を展開した効果もあるようです。半面、那覇港は過密状態で寄港を断る例も増えています。沖縄観光コンベンションビューローの城間剛央さんは「那覇港のクルーズ船専用第2バース整備、大型シャトルバス手配など受け入れ態勢の充実が急務」といいます。
低料金化も追い風に、全世界で2千万人を超えたクルーズ人口、5年後の予想はアジアだけで500万人。「『船』客万来の島・沖縄」へ県、関係機関一体の努力が求められそうです。
<プロフィル>
きりた・さちよ フリーアナウンサー 札幌テレビ出身。東京MXテレビ。琉球放送ラジオ番組など担当。JCDA認定キャリアカウンセラー
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