
プログラミングできるブロックで先駆的なレゴも出展【拡大】
子供たちにプログラミング教育を。そんな国の方針もあって、さまざまな試みが教育の現場で取り入れられようとしている。教育に関連したIT製品やサービスが集まった展示会でも、子供のプログラミング教育に役立ちそうな教材やスクールが幾つも紹介されていた。ディー・エヌ・エー(東京都渋谷区)取締役会長の南場智子氏も講演を行って、「コンピューターに指示を出せる人材をどれだけ輩出できるかが、その国の競争力に直結する」と指摘。コンピューターを使えるだけではなく、プログラミングできる人材を早くから育てる必要性を訴えていた。
動物の顔や、上下左右を指した矢印が描かれたブロックがある。子供が自由な組み合わせでブロックをつなげて遊んでから、タブレットの画面上に出てくるブロックを同じ絵柄で並べると、画面の中のキャラクターが動き出す。カメがいれば遅く動き、右を向いた矢印があればそちらに向かう。
ワイズインテグレーション(東京都千代田区)が今夏に投入を予定しているプログラミング体験プロジェクト「ソビーゴ」のひとつで、5才からを対象にした「ソビーゴ BP1」という教材。実物のブロックを手に取りつなげる行為を入れて挟むことで、子供たちが個々の絵柄が持つ意味を考え、どうつなげればどう動くかを強く理解するようになる。