買い物客でごった返すマーケットでは、あえてGooglemapをオフにして、雑踏に紛れてみた。「こちらが近道だ」と手招きされ、寂れた路地裏に迷い込む。旅先によっては絶対に避けるひとけのない路地裏。こんな散策ができるのも比較的治安のいい香港ならではだ。
駅から徒歩10分。あっけないくらい簡単に香港鉄路博物館に到着してしまった。
■取材協力:バニラエア
■江藤詩文(えとう・しふみ) 旅のあるライフスタイルを愛するフリーライター。スローな時間の流れを楽しむ鉄道、その土地の風土や人に育まれた食、歴史に裏打ちされた文化などを体感するラグジュアリーな旅のスタイルを提案。趣味は、旅や食に関する本を集めることと民族衣装によるコスプレ。現在、朝日新聞デジタルで旅コラム「世界美食紀行」を連載中。ブログはこちら