6月の終わりに半年分の掃除 カビや菌、増やさずすっきり (2/3ページ)

梅雨時の掃除のポイント
梅雨時の掃除のポイント【拡大】

  • プラスチックのまな板は、包丁で付いた傷などに菌が入り込みやすい。台所用漂白スプレーを使うと短時間で除菌できる
  • 生活アドバイザーの弦巻和さん

 靴についた泥や、傘についた水滴にカビの胞子が潜んでいる。弦巻さんは「玄関を開けるまでにできるだけ土を落として。傘なども玄関の内側には持ち込まないように」と指摘。また、げた箱の掃除に有効なのは、二度拭きのいらないリビング用洗剤や除菌シート。「げた箱の中に湿気が籠もらないよう、時々、扇風機を当てて使いながら、掃除をするといい」とアドバイスする。

 ◆繁殖しやすい台所

 弦巻さんによると、カビや菌が最も繁殖しやすいのは台所。花王生活者研究センターが行った調査でも、大腸菌などの微生物が多く検出されたのは、トイレではなくキッチン回り、次いで浴室だった。特にキッチンの排水溝の近くや蛇口の付け根、洗剤容器の裏などに菌が繁殖しやすかった。

 掃除のポイントは除菌。熱湯をかけて除菌する方法もあるが、湿気の多い季節には避けたいもの。手早く除菌できるのは、台所用塩素系漂白剤だ。排水溝や水栓回りなどに泡式スプレーを吹き付ける。まな板もつけ置きのほか、同様の泡式スプレーを直接吹き付ければ、2分程度で除菌できる。肌に触れないようゴム製手袋をするといい。

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