JASRACなどが外国映画の音楽使用料是正を要求 

 日本音楽著作権協会(JASRAC)などが8日、東京都内で会見し、日本で外国映画を上映する際の音楽使用料が「海外に比べて著しく低い」として、是正を求める意見を表明した。「興行収入の1~2%程度を目標に関係団体と交渉する」としており、昨年の興収で試算すると徴収額は約8億7千万~17億4千万円となる。映画業界が受け入れた場合、入場料金値上げの可能性もあり、論議を呼びそうだ。

 日本では、外国映画を上映する際、全国の映画館で構成する「全国興行生活衛生同業組合連合会」(全興連)が1作品につき一律18万円をJASRACに支払っている。JASRACによると、2014年の音楽使用料の徴収額は、日本の約1億6657万円(邦画含む)に対し、仏=約22億7307万円(興収の2%)▽伊=約17億848万円(同2・1%)▽独=約12億7332万円(同1・25%)となっている。

 JASRACは会見で、「音楽は俳優に劣らないぐらい重要な役割を担っている。努力に見合う対価や適正な報酬が支払われなければならない」と主張。今年度内に関係団体と合意を図り、文化庁に使用料規定変更の届け出を済ませ、来年度からの実施を目指す考えを表明した。

 これに対し全興連は「弁護士と協議の上で対応する」とコメント。外国映画の輸入・配給会社で構成する外国映画輸入配給協会は、近く理事会を開き対応を協議する方針だ。