訪日外国人旅行者数1000万人達成の記念セレモニーで、太田昭宏国土交通相(左)とくす玉を割るタイから来たパパン・パッタラプラーシットさんと妻のユパーダー・パッタラプラーシットさん=2013年12月20日、千葉県成田市・成田空港(小野淳一撮影)【拡大】
中長期的対策を
日本の状況について、日本総合研究所の矢ケ崎紀子上席主任研究員は「やるべきことは多い」と厳しい。
観光庁が11年に行った調査では、外国人が日本で感じる不便さについて「無料公衆無線LANの環境」や英語など「コミュニケーション」の不足、「交通の経路情報の入手」などが上位にあがった。
大手銀行3行が検討を始めた、海外発行のクレジットカードで現金を引き出せる現金自動預払機(ATM)の設置も要望は高い。
20年の東京五輪は、日本を世界にアピールする絶好の機会。ただ五輪後にも日本に訪れてもらえる、中長期的な受け入れ体制づくりが課題となる。(SANKEI EXPRESS)