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和菓子業界の若き匠「ワカタク」 店の垣根超えて「みんなで売る」 (1/5ページ)

2015.3.3 15:25

今回和菓子職人デビューを果たした「彩雲堂」の山口周平さん(右端)。仲間のサポートと声援を受け、ごんち餅を作り上げると拍手がわき起こった=2015年2月25日、神奈川県横浜市西区の横浜高島屋(田中幸美撮影)

今回和菓子職人デビューを果たした「彩雲堂」の山口周平さん(右端)。仲間のサポートと声援を受け、ごんち餅を作り上げると拍手がわき起こった=2015年2月25日、神奈川県横浜市西区の横浜高島屋(田中幸美撮影)【拡大】

  • 自ら売り場で商品の販売や説明を行う高島屋和菓子バイヤーの畑主税(ちから)さん。バイヤーが売り場に入るのは珍しいという=2015年2月25日、神奈川県横浜市西区の横浜高島屋(田中幸美撮影)
  • イベント初日、開店前に集結して気勢を上げるワカタクのメンバー。左から須永友和さん、岩佐昇さん、安田卓司さん、高島屋和菓子バイヤーの畑主税(ちから)さん、山口周平さん、佐藤慎太郎さん、内田弘守さん、田中裕介さん、引網康博さん=2015年2月25日、神奈川県横浜市西区の横浜高島屋(田中幸美撮影)
  • 今回のテーマ「桜」にちなんだ生菓子を実演する「巌邑(がんゆう)堂」の内田弘守さん=2015年2月25日、神奈川県横浜市西区の横浜高島屋(田中幸美撮影)
  • 桜にちなんだ生菓子の実演に見入る客に、ワカタクのメンバーが実況説明するなど随所で連携プレーが見られた=2015年2月25日、神奈川県横浜市西区の横浜高島屋(田中幸美撮影)
  • 「引網香月堂」の引網康博さんは客からのリクエストに応じて、その場でかわいらしい動物の生菓子を作る=2015年2月25日、神奈川県横浜市西区の横浜高島屋(田中幸美撮影)
  • それぞれの若主人が作った7種類の桜の生菓子を手にする畑主税(ちから)さん=2015年2月25日、神奈川県横浜市西区の横浜高島屋(田中幸美撮影)
  • 唯一せんべいやとしてワカタクに参加する「田中屋せんべい総本家」の田中裕介さんは手焼きせんべいにキャラメルを塗って焼いた「まつほ」を実演販売=2015年2月25日、神奈川県横浜市西区の横浜高島屋(田中幸美撮影)

 「8人の老舗和菓子店の若主人が集結して豪華共演をしています。お店は違いますが一緒にお買い求めいただけます」

 横浜高島屋(横浜市西区)8階で行われている全国のうまいものを集めたグルメ催事の1コーナーに25日、白衣に身を包んだ青年が勢ぞろいした。いずれも3~8代目、30~40代の若主人たちだ。「7人の侍」ならぬ8人の和菓子の「若き匠(たくみ)たち」は1年前、全国の和菓子店を回って買い付ける高島屋のバイヤー、畑主税(ちから)さん(35)の音頭で「ワカタク」というチームを結成。昨年9月、東京・新宿高島屋でイベントを初開催し、今回は第2弾となる。

 8軒がそろえた商品は、長い歴史の中で守り続けてきた定番の銘菓をはじめ新作の和菓子、さらには「桜」というお題でそれぞれが趣向を凝らして作った生菓子など計50種類。

 各店舗ごとに区切られて商品が陳列されてはいるが、若主人たちは縦横無尽に他店の売り場に入り込んでは、客の求めに応じて商品の説明をしたり、他店の商品を大きな声で宣伝し売りさばいた。また、生菓子の実演では狭い実演台に2、3人が並び、協力しながらみたらし団子を楽しそうに作る光景も。「ワカタクはみんなで作ってみんなで販売する“ブランドミックス”が基本なんです」と畑さんは話す。

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