ナチス・ドイツによって強奪された財宝を積んだまま、第二次世界大戦でのドイツ降伏直前に姿を消したとされる「黄金列車」がポーランド南西部の地中で見つかったと報道され、現地では蜂の巣をつついたような大騒ぎになっている。
地中探知レーダーで画像を確認したというポーランドのピヨトル・ジュコフスキ文化副大臣(51)は28日、急遽(きゅうきょ)ワルシャワで会見し、「列車が地中に眠っていることは99%間違いない」と明言。
積載物は確認できていないが、伝説では300トンもの財宝が積まれていたとされており、地元紙は「タイタニック級の世界的に重要な発見」とコメントしている。
「大戦末期に埋没」
ナチスの黄金列車が発見されたとされるのは、チェコとの国境に近いワウブジフ。第二次大戦開戦直後から、ベルリン陥落前にソ連軍に攻め込まれるまで、ドイツ軍が支配していた。