僕が手がける日本の職人たちの作品も、できるだけシンプルに実直な評価で、使う人に手渡ししたい。複雑な付加価値がつきすぎないように、商品に込めた職人の気持ちの鮮度が失われないようにして、買ってくれる人に届けたい。プライドを持ってトマトを作る農夫は、日本の職人の技術を理解してくれるに違いない。ムッシュ・ロベールの店のカキを選んで買う客は、日本の職人の器の価値をわかってくれるはずだ。僕の大好きなマルシェの中で、NAKANIWAもなにかできたらおもしろい。そんなことを考えながら今日もマルシェに向かう。(株式会社「丸若屋」代表 丸若裕俊/SANKEI EXPRESS)