米グーグルが今年夏からカリフォルニア州内で公道試験を行っている新しい自動運転車の試作車。取り外し可能なハンドルとブレーキペダルを備えている=2015年5月13日、米カリフォルニア州マウンテンビュー(AP)【拡大】
ハンドルやブレーキ操作が不要な「自動運転車」の実用化をにらみ、米カリフォルニア州車両管理局(DMV)が、世界初となる規制案を公表した。自動運転車専用の免許証を取得したドライバーの乗車を義務づけることが柱。これに対し、開発競争をリードする米グーグルは「テクノロジーの発展を妨げる時代錯誤の内容」と猛反発している。ハンドルもブレーキもなく、誰でもボタンを押せば目的地まで連れて行ってくれる究極の自動運転車を目指しているためだ。日本を含む世界各国で自動運転車をめぐるルール作りが手探りで進む中、先進事例としてカリフォルニア州の動向に注目が集まっている。
ハンドルとブレーキ前提
規制案はDMVが16日に公式サイトで公表した。AP通信やロイター通信などによると、今後、広く一般から意見を募り議論を本格化させ、最終案を決定する。
草案では、DMVが「自動運転車運転免許証」を新たに発行し、取得者がドライバーとして乗車することを義務化。ドライバーには、システム障害などの緊急時に、迅速に対応できることを求めている。緊急対応のためのハンドルやブレーキを備えていることも大前提だ。