ココアバターを主成分としたホワイトチョコレートは、本来ソフトクリームにするのは難しいのだが、独創的な手法でソフトクリームに練り込むことに成功したそうだ。
店内の内壁は、チョコレートを包む銀紙をイメージし、天井から壁まで全面銀色だ。カフェスペースとして100年を経た優美な庭を眺めながら、ほっと一息つける空間もある。チョコレートの他にも、かりっとした食感の「生チョコおかき」、香老舗の松栄堂とのコラボ商品、カカオの粉末を加えた「チョコレートお香」(9本入)、京巾着に入ったチョコレート飴などお土産に最適の商品がずらり。
おいしさと華やかさと奥ゆかしさが融合した「はんなりという京言葉が似合うチョコレートです」と坂本さん。京都発の“唯一無二”のチョコレートに、全国から注文が殺到するのも納得だ。(文:杉山みどり/撮影:志儀駒貴/SANKEI EXPRESS)
■牟尼庵 京都市中京区御幸町通四条上ル大日町416の5。(電)075・256・0200(ショップ&工房)。営業時間は午前11時~午後7時。水曜定休。インターネット通販あり。