航空自衛隊創設60周年記念のイベントで、堂々の演技を披露し、集まった約500人の自衛官らを魅了したブルーインパルスJr。この日のために用意した新技「クローバー」と「ビッグハート60th」も披露。左からリーダーの牧隆司空曹長(1番機)、湯口達哉空士長(2番機)、佐藤尚之空士長(3番機)、服部明日美空士長(4番機)=2014年9月24日、東京都新宿区の防衛省儀仗(ぎじょう)広場(鈴木健児撮影)【拡大】
「エンジン快調、いよいよテークオフです」「ヴー」
「サザエさん」の軽快なテーマソングに合わせて4台の青いスクーターが防衛省(東京都新宿区)の儀仗(ぎじょう)広場を縦横無尽に走り回ると、集まった約500人の自衛官らから拍手と笑いが起こった。
儀仗広場といえば、大臣や外国からの国賓が公式訪問する際、敬意を表するため栄誉礼などの儀式が行われる場所だ。
しかし9月24日、儀仗広場で行われた「航空自衛隊創設60周年記念広報イベント」の主役は、「ブルーインパルスJr.(ジュニア)」。航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」をイメージし、青と白に装飾したバイクで本家に劣らぬ曲技飛行ならぬ“曲技走行”を行うチームだ。
この日は、4機(台)が約10分間の展示走行を行った。