日本の慢性デフレは“凍ったナイアガラ” 安倍政権の成長戦略の成否 (1/4ページ)

2013.8.29 11:45

金融資産は回復しても実体経済は細る日本(グラフ上)、フローとストックが連環する米国(グラフ下)

金融資産は回復しても実体経済は細る日本(グラフ上)、フローとストックが連環する米国(グラフ下)【拡大】

【グラフとデータでひと目でわかるニッポン経済学】

 金融資産の大量かつ継続的な買い入れと通貨の大量発行を柱とする米国FRBの3次にわたるQE政策は、実体経済の押し上げに成功しつつある。一方、日銀は異次元緩和政策で脱デフレ、景気拡大の成果を収められるだろうか。安倍政権はそのためにも凍りついたマネーが流れだす成長戦略を打つべきだ。

 金融緩和を柱とするアベノミクスを推進する論者たちは、一般読者を納得させるほどの平易な説明ができていない。そこで作成したのが、次のグラフ2点である。上のグラフは、これまでの「15年デフレ」の間の日本の家計金融資産と名目GDP(国内総生産)を対比させた。

 金融市場が高度に発達した現代経済は、大きく分けると実体経済のフローであるGDPと金融資産というストックに二分される。グラフを見ると、15年デフレの間、この両部門の曲線はX型であり、相反するトレンドを描いてきたことがわかる。日本ではGDPが縮小しながらも金融資産は上昇カーブを描くのである。

ストック部門で貯まっては凍りついたように積み上がるマネー

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