タイで来年から開始する地上デジタル放送の放送免許の入札が先月末に行われた。24のチャンネル枠に対して29事業者が41件の申請を行う激戦で、今後は同国の国家放送通信委員会(NTBC)による審査を経て、落札者が年内にも決定する予定だ。現地紙バンコク・ポストなどが報じた。
今回、入札にかけられた24チャンネルの内訳は報道、高画質バラエティー、標準画質バラエティーがそれぞれ7チャンネル、子供向けが3チャンネル。これに対し、申請は報道が10件、高画質バラエティーが9件、標準画質バラエティーが16件、子供向けが6件だった。
NTBCによると、入札最低価格は、高画質バラエティーが15億1000万バーツ(約48億円)で最も高く設定されており、以下、標準画質バラエティーが3億8000万バーツ、報道が2億2000万バーツ、子供向けが1億4000万バーツと続く。入札に当たっては申請1件につき最低価格の10%が手数料として徴収されたという。