インドでは急速な経済成長や所得の増加に伴い、特に地方部で病院の需要が高まっている。インド商工会議所連合(ASSOCHAM)の調査によると、現在、同国の民間病院市場の規模は700億ドル(約7兆220億円)で、今後、年率20%の成長が見込まれ、2017年には1250億ドル規模になると予測されている。同国の医療施設は全体の8割が民間経営で、その比率は世界一高い。現地紙ビジネス・スタンダードなどが報じた。
世界保健機関(WHO)が示す人口1000人当たりの病床数の世界平均2.6床を満たすためには、インドの病床数は現在、170万床不足している。また医師の数もWHOの基準に達するには現在の2倍、また看護師も現在の3倍の人数が必要という。
医療施設の拡充が急務となるなか、同国で現在、51病院(病床数8500床)を経営するインド最大級の病院チェーンのアポロ・ホスピタルズは、向こう3年で200億ルピー(約320億円)を投じ、2800床を追加する方針を明らかにした。