22日、モスクワの劇場で初公開された長編アニメ映画「ジョバンニの島」には上映前から、映画ファンらの列ができた(佐々木正明撮影)【拡大】
【モスクワ=佐々木正明】北方領土で暮らした家族の終戦後の運命を描いた長編アニメ映画「ジョバンニの島」が今年のモスクワ国際映画祭に招待され、22日、モスクワで初めての一般上映が行われた。約100人が鑑賞し、上映中、涙を流す観客も。終了後は拍手がわき上がり、「ロシアでも多くの人々に見てほしい」との声が聞かれた。
ジョバンニの島は今年2月に日本で劇場公開。海外の映画祭にも出品され、今月には、フランス東部アヌシーで開催された国際アニメーション映画祭で審査員特別賞を受賞している。
終戦後、ソ連軍が占拠した色丹島を舞台に、幼い兄弟が懸命に生きる姿が描かれており、モスクワ国際映画祭の主催者は、家族愛や平和の大切さなど普遍的なテーマが描かれた内容を評価して、正式に招待した。