日本企業の対仏投資が広がりをみせている。自動車や化学メーカーによる生産拠点の設置にとどまらず、デジタル関連企業を買収するケースも出てきた。成長するアフリカ市場への進出の足掛かりとしても仏企業への関心は高い。10月に着任したティエリー・ダナ駐日フランス大使に展望を聞いた。
--対仏投資の現状は
「2013年の外国企業の対仏直接投資は685件あった。うち日本は35件でアジアでは首位だった。日本企業は生産拠点にとどまらず、研究開発拠点や新工場を設置するなど追加投資の動きも目立っている」
--投資拡大の背景は
「比較的安いエネルギー価格や質の高い労働力などのインフラが整っているためだろう。欧州の主要都市に1時間程度で飛行機で移動できる利便性も大きい。進出企業の選択肢も幅広く、買収や部分出資、事業分野ごとの業務提携などが選べる」
--拡大が見込まれる分野は