中国インターネット情報センター(CNNIC)によると、中国のモバイルオンラインゲームのユーザーは昨年末現在、2億4800万人だった。既に国産ゲーム産業成長の大きな原動力になっているという。中国国営新華社通信が伝えた。
CNNICのデータによると、2014年末現在、パソコン(PC)用オンラインゲームのユーザーは3億6600万人、ネットユーザー全体に占める利用率は13年末の54.7%から56.4%に上昇し、2782万人増加していた。一方で、モバイルオンラインゲームの利用率は13年末の43.1%から44.6%に上昇、3288万人の増加だった。
これはオンラインゲームをする際に使う端末がPCからモバイル端末に移行していることを意味しているという。
CNNICの郭悦アナリストは「ユーザー数や利用時間、売上高などを考えるとPC用オンラインゲームは依然としてゲーム市場の主軸に位置している」と指摘。その上で「全体的なネットユーザー数の伸びの鈍化、(オンラインゲームをする年代の)低年齢人口の減少、成長したユーザーが自然とゲームから離れていることが、PC用オンラインゲームの成長を鈍化させている」と語った。(上海支局)